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2009年10月18日 (日)

(A)FC東京戦

天皇杯2回戦。 相手より個人個人の技術力で上回っていたからボールは保持できていたけど、パスを引き出す動きとか創意工夫のある連携とかはまるで見られず、ただただ単純にボールを放り込む→跳ね返されるを繰り返すのを見て、こりゃFC東京戦は相当に苦しいものになると、分かってはいたけど・・・。

結局、天皇杯で120分やっても1点も取れなかった反省が、まるでできていなかった。
選手にやる気がなかったとは思わないよ。 というかだね、どんなにやる気があったって、一人一人が奮闘して粘ってみたって、1人じゃどうにもできないでしょうよ。 お互いを補完しあう動きがなきゃ、どうしようもないでしょうよ。

特に相手が、パスワークやスペースへの走り込みに長けるFC東京だから、その違いは歴然。

そしてまた、コメント読むと選手も監督も前半44分までの守りに手応えを感じていたようだが、それが不思議だ。 平山には3人囲んでもキープされ、羽生をフリーにし、ナオには縦横無尽に走られた上に切り裂かれ、赤嶺には前に入られ・・・って、危ない場面は何度もあったし。 相手選手は「形作れてるからこれを続けれてば大丈夫」と感じていた、相手監督はもっと得点できると思った、それは当然だと思う。 

今ちゃんと羽生のコメントが鋭く痛い。
「柏は前線の4人で攻撃を仕掛けてくる」・・・4人を抑えれば何とかなっちゃうわけで
「いかにギャップを作るのか」・・・その動きが柏には全くなく、
「俺たちの方が強かった」・・・その通り。 培ってきたものの差を見せつけられました。 

気持ちの切替とか、そんなことを問題解決にしてほしくない。 気持ちで残留できるほどJ1は甘くない。
私は言い続ける。 「最後は気持ち」じゃない。 「最初は気持ち」だ。
その上で。
積み上げてきたものが絶対的に足りず、チーム力で負けたんですよ。
残された時間は確かに少ないけど、それでも、チームのコンセプトを明確にして、積み上げていかなきゃ。





石川直宏は、今、日本人で一番キレがあり、魅きつけられる選手だと思う。
柏を応援する人間に言われることは、FC東京サポの方々の心情を逆撫でするでしょうか。
でも、一サッカーファンとして言わせて下さい。
心から祈っている。
どうかどうか、ナオの怪我が軽傷でありますように。

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