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2009年5月18日 (月)

覚悟をもって

"勝てない"という事実に対しては、残念ではあるけれど、不満や不安は無いのです。
もともと、前半戦は勝てないだろうと思っていたし。
むしろ、昨年後半を思い起こし、そこから現在のチーム編成を見てみれば、簡単に勝てるほどJ1リーグは甘くないと思うし。


でも、「結果が出ない」という言葉に対しては、最近違和感を覚え始めた。


「結果が出ない」っていう言葉には、まるで内容は問題ないのに、ってニュアンスがあるけれど
けど、内容も、決して良くはないよね?
真さんの目指す方向性は間違ってないとか、手ごたえはあるとかって言葉もよく聞くけど、それらを決してピッチ上で表しきれていないよね??


守備でいえば、いつまでたっても治らない中盤がポッカリ空くクセ。
ゾーンディフェンスなんだかマンマークなんだかよく分からず、ゴール前で相手選手がフリーになっているのは、ホントにホントによく見かける。


攻撃でいえば、何と言っても今年標榜したのは「ポゼッションサッカー」のはず。
ためしに「ポゼッションサッカー(フットボール)」をWIKIで調べてみる。
「確実性の高いショートパスを多用し、徐々にラインを押し上げて攻め上がる。 攻撃が行き詰ったときは無理に攻撃してボールを奪われるよりは守備的MFやDFラインまでボールを戻して、再びDFラインからのビルドアップを行う場合が多い。 そういう場面で作られた時間を生かし、各選手がスペースを作りチャンスを生みだそうとする」
各選手がスペースを作り。 そうした動き出しを、どれだけ試合で見せられているか。

ちなみに、ゴール裏から目前に見る前半の鹿島の攻撃は、細かいポジションチェンジ、斜め左右の大きなフリーランニング、そこに出てくる小笠原のパス。 これでしょ、これだよね!? って感じでしたよ。


だからね。 勝てないことは良いんです。 ただ、今の時期、目指すサッカーの土台造りとミスの修正を、とにかく徹底して欲しいんです。
例えば祐三をサイドに使ってみたりする。 それは一つの手かもしれないけど、そうした小手先の対応じゃなく、もっと基本から徹底的にやって欲しいんです。
「新しいチームを作ってんだ、最初は勝てないのが当たり前だ!」くらいの覚悟をもって、やって欲しいんです。


それは今の時期、少なくとも前半戦までしかできないことだから。 細かい部分を曖昧にしていると、そのツケが後半戦に回ってきてしまうから。


それくらいの覚悟をもって応援してんだから。

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