« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007年10月29日 (月)

いつか見た光景・神戸戦

昨年終盤、勝ちきれなくて勝ちきれなくて苦しんだ、あの経験は一体何だったんだ・・・
と、ボヤキの一つ(や二つや三つ)も言ってみたくなる。


相手との駆け引きでイライラしてる仲間に対して「分かっているから後は任せて外で見てろ!」と言える力強さが、
そこでマークを再確認して皆を落ち着かせる冷静さが、
一点取られたくらいで凹まない、浮き足立たないしぶとさが、
逆転されたなら、どんなことしてでもボールをゴールに流し込んでやるという強引さが、

あの経験から学べなかったのだとしたら、そんなのただの体験談。
「2006年伝説のシーズン」なんて、本当に「伝説」になって終わってしまうよ。

 
「やっとサポーターの強い気持ちに追いついた」と言ってくれたのは、オカだ。
「あの客は薄っぺらな結果では動かない」と書いてくれたのは、えのきど氏だ。
どちらも過ぎた言葉だと思ってる。 買い被り過ぎだと思ってる。
でも、こんな試合を見せられた後じゃあ、結果が問題じゃないんだと、心技体120%の力強さで戦う試合が見たいのだと、訴えたくもなる。

少なくとも、雨に打たれて何もかもがズブズブになって、それらを干すのが物悲しい。 そんな試合は見たくない。

 
経験は、活かさなければ、意味がない。
もちろん、この試合もその一つだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年10月22日 (月)

スピード・大分戦

大分戦翌日の、練習試合湘南戦。
ウチがボールを奪って攻めあがろうとする際に「遅らせろ!」という声が湘南側から飛びました。
でも、わざわざ遅らせるまでもないんですよ。 だってスピードアップしないんだもん。

同じようなことを、大分戦、TV観戦しながら感じていました。 ゴール前に行くのに時間がかかるなぁ、と。 それじゃあ怖さも半減だろう、と。 そのことと、立ち上がり、自分たちのテンポを作っていながら結局前半シュートゼロだったことは、無関係じゃないと思うんだよね。
 

あとは、守備時のマークのずれ。 プレスにはいけてるけど、その後のマークの受け渡しがね。。。
 
 
「何もかもが少しずつ足りなかった」とは、J2降格にあたっての三浦知のコメントですが、これまた同じ事を思っていました。
動けてはいるし、プレスにもいけてる。 でも、あと一歩のスピードとか精度とか押上げとか迫力とか、諸々が足りない。
 
 
誰がいないから、ということは関係ないと思う。 いや、正直に言えば、忠成不在の大きさは感じました。 ウチはこんなに忠成のシステムになっていたのかと、驚いたくらいに。 でも、例えばヤザだって、負けず劣らず魅力的なプレーができる。 上位を狙うためには、攻撃のパターンを増やすことはもちろんだけど、ピッチにいる選手を活かす選択ができるようにならなきゃいけないんだろうな。 
 
 
現地観戦の皆様、お疲れ様でした。
ご一緒させていただいた皆様、場所に入れていただいてありがとうございました。
 
 
はい、踏ん張りどころはここから、ここから。 
あと勝ち点15も取るチャンスがあるんだから!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 9日 (火)

上の世界を見に行こう・G大阪戦

最後は地力の差を感じた試合でした。
ここぞというところで畳み掛けてくる攻撃。
ここぞというところで出足の鋭くなる守備。
そしてシジクレイの高い高い壁。
それはそのまま、優勝しか目指していないチームと、優勝争いに加われるようになることが目標のチームの差でした。
 
 
それでも、私はこのチームを誇りに思う。
 
5月の万博で。 手の平の上でクルクル回されてフッと飛ばされたような、あの敗戦から5ヶ月で、ここまで戦えるようになったこと。
G大阪とか、浦和とか横浜FMとか、ホントに強いチームとやると良く分かる。 どの相手にも、最初の対戦では振り回されて追いかけるのが精一杯だったのに、2度目の対戦では、ちゃんと自分たちの間合いを取ってリズムを作って戦えるようになっている。 
 
そして、気がつけば古賀ちゃんとか巌とかクラの不在を忘れていたこと。
特に直樹ね。 ホント良く頑張ったよ。 むしろすごいよ。 
ベストメンバー規定がかまびすしい今日この頃だけど、今ピッチにいる選手がベストメンバーであることは、どのチームも同じだよね。
 
 
どんなに強い相手にだって負ければそりゃ悔しい。 でも、ここで感じた力量の差を素直に認めなければ上にはいけないのだと思う。
 
何やらフルべコーチが衝撃を受けているようで(笑)、休み明けの練習はまたまた大変なものになるのでしょう。
頑張って・・・と言う方は簡単で言われる方はたまらないのかもしれないけど、でもやっぱり頑張って。 もっともっと上の世界を見させて欲しい。 
それに、出足で躓いたくらいで、TOP3の目標は譲れないよね。
 
 
これまでどんなに疲れてキレがないように見えても代えらなかったミノルが、システム変更のためとはいえ交代になったことに、おっ!?と思いました。 石さん、ミノルを鍛えてるなぁと思いながら見ていたのだけど・・・ミノルにとって、ここからが第二の勝負になるのかもしれません。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »