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2007年4月22日 (日)

チーム力・甲府戦

試合前。 「WE ARE 甲府  WE ARE 甲府」のチャントを聞いた途端、体が思い出した。
あの凍てつく日立台で、何もできずに、麻痺した感覚の中で、このチームが喜びに沸く姿を眺めていたことを。
そして、強く思った。
あの日から、私たちは変わった。 でも、それが自己満足のレベルじゃないことを示すためにも、絶対に甲府には勝たなきゃならない。 だって、「チームとは何か」をまざまざと見せ付けてくれたのは、甲府なのだから。

結果は・・・まだもう一歩、追いつけなかった。

甲府は、2005年に対した時の徹底した連動性と運動量の豊富さはそのままに、素早いパス回しと中盤からの厚みが加わって、堂々のJ1チームになっていた。 とにかく、縦に突破するのか中央からいくのかの判断が早い。 そしてそのイメージを全員が共有できているから、パスにブレがない。 結果、ウチの守備は振り回されたあげくに追いつけなくて、フリーにさせてしまうことが多かった。 
対して、ウチは、せっかくセカンドボールを拾っても「とりあえず預ける」って感じのパスだから、コースもスピードも中途半端。 甲府がボールを奪った瞬間に攻撃が始まるとすれば、ウチは2,3本の余分なパスがあって、ようやく攻撃が始まる感じだった。 

巌がいない、たっちゃんがいない、ミノルとチュンソンが頭から行けない。 それは痛い、確かに痛い、とても痛い。
でも、バレーが抜けてもビックネームの選手がいなくても、チーム全体で底上げして1人1人が小気味良くスパイスの効いた選手になっている甲府というチームを見ていると、そんなセリフは恥ずかしくて言えない。
と同時に、私たちも監督の、ノブリンの戦術を信じて、揺るぐことなく進んでいけば、一年後にはこういうチームになれるのだと思う。

次節、古賀が出られないのはまた痛い。 フランサの腰も心配だ。
でも、こういう時のために、そしてまた、先発じゃない選手たちもJ1で戦う力は十分にあると信じているから、ナビ杯でベストメンバー規定がどうとかこうとか言われても全く気にならなかったはず。

「お願いだから気持ちを強く持ち続けて下さい」なんてタクちゃん。 そんなの懇願されるまでもない。 それはこっちのセリフだよ。
お願いだから、負けても上手くいかなくても揺るぎなく進んで下さい。
傍目にどんなピンチだと思われようとも、私たちはレイソル戦士全員を信頼している。 日立台の名古屋戦、すっごく楽しみにしてますから!!

 

石川を載せた担架が動けなかった20分間、最悪の事態も考えてしまって、すっごく怖かった。
大事に至らなくて本当に良かった・・・!! 

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