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2007年4月30日 (月)

プレスの勝利・名古屋戦

雷雨の間はバクスタ下に避難してました。
ようやく雨が止んで外に出たら、まだ客席への入場は止められてて。 でも、選手はもうピッチに出ていたらしく、客席入口付近から沸き起こった「雄太~雄太~」の歌声。 それに合わせて、ピッチも見えないのに歌う避難民一同。 さらに、「加藤~加藤~か、と~う!」と、これまた見えないのに歌う避難民一同。

もうね、いきなり戦闘態勢全開ですよ。

試合は、「フランサがいないならとにかく走り回ってカバーだ」と言わんばかりの、躍動感あふれる動き。 とにかくたとえつま先でも相手より先にボールに触ろうとする姿勢が気持ち良くて。
名古屋も、ロングボールじゃなくてパス回しでウチのプレスをかいくぐろうとする、しかも前半はそれで何回かフリーな選手を作るあたり、さすがだと思ったけど、最終的にはウチのプレスが勝ったな。 だんだんとパスの精度がずれていったのは、絶え間ないプレスが徐々に圧力になっていったんだと思う。 ホント、この試合はプレスの勝利だと思うのよ!!

そしてもう一つ。 祐三、谷澤、俊太・・・ J2で揉まれてきた選手をナメるなよ!!!!ってことですね。

ふとベンチを見れば、90分間長イスの上に立ち続けて応援する古賀ちゃん。 見えにくいサイドの時には、膝に手をあてて前かがみになって見守る古賀ちゃん。 背が高いからSS席まで届いちゃって、子供にサインをねだられ応じる古賀ちゃん。。。 なんか古賀マニアみたいになってますが(笑)、可愛いよ、古賀ちゃん!

アルセウが退場になっても動じる気配を感じなかったのは前節の賜物。 守ろうとして守りきれるようになったのは、昨年からの大きな成長。 そして、試合終了間際にはクリアする度に熱い拍手が沸いていたのが、手前味噌ながらサポーターの力が届いたと言っていいですかね??

忠成・実・谷澤の前線3人が、3人で感じあって3人だけで何とかしちゃえてたのがすごく面白かった。 忠成の得点は、競り勝ちしたあともしっかりボールに反応できていたところが、さすがFW。 実の得点、あれはクリアミスからの不運な事故という見方が名古屋さんの一部にはあるみたいだけど、忠成がボール触った瞬間の走り出しがあってこそ。 そして、あの位置からあの態勢でのシュートは、すっごく技術が高いと思うぞ!!

試合後の挨拶でゴール裏からメインへ向かう忠成に後ろから抱きつく実。 子犬みたいにじゃれあう2人を見ていて、オールドサポは'99~'00頃に「ゴールしたキタジに明神が飛びついて子犬のようにじゃれあっていた2人」を思い出しました。 あの頃の2人もまた、オリンピック世代だった。 ヒラや大野たちも含めて、この世代が活躍するたびにチームは上昇を描いていった。 今また、同じ動きが起きている。 まっすぐにチームと自分の成長を求めるこの世代が自信をつけるたび、チームは高みへと登っていける!!

J2ですらやってしまった3連敗を、J1で食い止めることができたのが何より嬉しい。 地球滅亡までが20点台になったのもまた嬉しい。

まさに気持ち良い勝利=快勝でした。
次節はアルセウが出られないけど、地道に中盤を埋めていた俊太がまた頑張ってくれるでしょう。

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2007年4月22日 (日)

チーム力・甲府戦

試合前。 「WE ARE 甲府  WE ARE 甲府」のチャントを聞いた途端、体が思い出した。
あの凍てつく日立台で、何もできずに、麻痺した感覚の中で、このチームが喜びに沸く姿を眺めていたことを。
そして、強く思った。
あの日から、私たちは変わった。 でも、それが自己満足のレベルじゃないことを示すためにも、絶対に甲府には勝たなきゃならない。 だって、「チームとは何か」をまざまざと見せ付けてくれたのは、甲府なのだから。

結果は・・・まだもう一歩、追いつけなかった。

甲府は、2005年に対した時の徹底した連動性と運動量の豊富さはそのままに、素早いパス回しと中盤からの厚みが加わって、堂々のJ1チームになっていた。 とにかく、縦に突破するのか中央からいくのかの判断が早い。 そしてそのイメージを全員が共有できているから、パスにブレがない。 結果、ウチの守備は振り回されたあげくに追いつけなくて、フリーにさせてしまうことが多かった。 
対して、ウチは、せっかくセカンドボールを拾っても「とりあえず預ける」って感じのパスだから、コースもスピードも中途半端。 甲府がボールを奪った瞬間に攻撃が始まるとすれば、ウチは2,3本の余分なパスがあって、ようやく攻撃が始まる感じだった。 

巌がいない、たっちゃんがいない、ミノルとチュンソンが頭から行けない。 それは痛い、確かに痛い、とても痛い。
でも、バレーが抜けてもビックネームの選手がいなくても、チーム全体で底上げして1人1人が小気味良くスパイスの効いた選手になっている甲府というチームを見ていると、そんなセリフは恥ずかしくて言えない。
と同時に、私たちも監督の、ノブリンの戦術を信じて、揺るぐことなく進んでいけば、一年後にはこういうチームになれるのだと思う。

次節、古賀が出られないのはまた痛い。 フランサの腰も心配だ。
でも、こういう時のために、そしてまた、先発じゃない選手たちもJ1で戦う力は十分にあると信じているから、ナビ杯でベストメンバー規定がどうとかこうとか言われても全く気にならなかったはず。

「お願いだから気持ちを強く持ち続けて下さい」なんてタクちゃん。 そんなの懇願されるまでもない。 それはこっちのセリフだよ。
お願いだから、負けても上手くいかなくても揺るぎなく進んで下さい。
傍目にどんなピンチだと思われようとも、私たちはレイソル戦士全員を信頼している。 日立台の名古屋戦、すっごく楽しみにしてますから!!

 

石川を載せた担架が動けなかった20分間、最悪の事態も考えてしまって、すっごく怖かった。
大事に至らなくて本当に良かった・・・!! 

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2007年4月14日 (土)

忠成、実・・・たっちゃん、古賀!!

なんだか楽しいことになってきた!!

私はウチの選手たちが代表に呼ばれることは素直に嬉しい。
抜けた穴とか疲労とかを心配する向きもあるけれど、Jリーグで努力して結果を出している選手が代表に呼ばれる、という真っ当なシステムがなきゃウソだと思うし、その刺激を、本人はもちろん周りの選手たちも感じ取れないようじゃあ、いつまでたっても強豪チームにはなれないもん。

更に注目高まる浦和戦。
溌剌と走り倒してくれれば、それで良し。

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2007年4月 8日 (日)

能力差の壁・横浜FM戦

勝利は嬉しいし、勝ち点を取ることに意義があるし、ここで勝ち点3を上積みできたことは大きい。
たった5試合とは言っても「首位」の響きは、そりゃ嬉しい。
たっちゃんの今年初ゴールも嬉しいし、たっちゃんが大きく取り上げられることも嬉しい(派手さはないけどいつでも同じレベルで走れる選手って、素晴らしいことなのになかなか世間に伝わらない・・・)。
ユッキーの復活ゴールも嬉しいし、まっすぐサポーターのところにきて右胸をたたいてくれたことも嬉しいし、勝利ダンスではにかみながら「パパパー、パパパー」と音頭をとっていたのも素敵。

それらは全部本音だけど、でも・・・90分間、純粋な能力差の壁でここまで何もさせてもらえなかったことに、さすがにちょっと愕然とする。
ウチの選手が決してヘタレだったわけではなく・・・そりゃ、もっと運動量上げられるとは思うけど・・・昨年後半のアウェーでのような気が抜けてみえるプレーではなかったのに、ほとんど太刀打ちできなかった。
横浜の選手は強くて速くて前進力があり、何よりもトラップ・パス・ドリブルの技術がメチャメチャ巧かった。 山瀬兄にはファールさえできずドリブルからシュートまで持っていかれ、ハユマには1ステップで2,3人をかわされ、大島の斜めにゴール前に飛び込んでくるタイミングは絶妙だった。 タイミング計ってボールに飛び込んでるのにあっさり抜かれる場面も多く、確実にゴール前まで運ばれた。 

これから進む道の困難さを痛感させられた試合になった。

そして私は、正直早野氏がどうとか、もうどうでもよくなった。
審判の問題も含め、横浜の選手やサポーターはなんで負けなきゃいけないのか納得できない試合だったと思う。
ナビスコのメンバーはどうなるか分からないにしても、横浜とはあと3回試合ができる。 それを素直にラッキーだと思う。 なんていうか、勝ったのに「3回もリベンジのチャンスがある」って気分だ。 1回やるごとにこの差を埋めていって、最後には「柏の選手は強かった」と言わせたい。

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2007年4月 5日 (木)

狙い通りの課題を得た・ナビ杯大宮戦

思いもかけず話題になってしまったこの一戦。
メンバー変わってもプレッシングサッカーは健在で、もうノブリンの戦術はかなりのレベルで浸透していると言っていいと思う。
で、問題はその上にどう個人の能力や特徴を表していくか、ということなんけど・・・まぁ、さすがにそこまでは、まだまだ、ね。
トップのドゥンビアに当てて、という指示があったのかもしれないけど、さすがに今のドゥンビアのポストプレーで打開していくには無理がある。 それよりも、せっかく由紀彦や俊太という司令塔らしいプレーができる選手がいるのだから、もっと2人でボールを捌いて、ドゥンビアや阿部ちゃん、亮や石川を走らせても良かったと思う。 ドゥンビアは前を向いて仕掛けるとかなりの確立でチャンスになるからなぁ。 阿部ちゃんも、もっと勝負していいんだよ。

この試合、良いなと思ったのは俊太のプレー。 まずボールを前に運ぶことを選択する。 安易にディフェンスラインにボールを返すことをしないんだよね。 そういうのはとても好みで。

嵩、祝デビュー。 アピールポイントの追い抜いていくプレーは見られなかったけれど、勘所を抑えたディフェンスはなかなかのものでした。

そして由紀彦・ヒラの復活! 2人とも怪我の影響を感じさせなかったことが喜ばしい。
ディフェンス2人に囲まれても普通にセンタリングあげるヒラの姿に大喜びしていたことは言うまでもありません。

1点くらいは取りたかったけどね・・・
でも、最初に書いたとおり、4月頭のこの時期に、ノブリンの戦術がこれだけ浸透していればノープロブレム。
少なくとも、靴用のカイロを持っていこうかと思いついたのに「でももう4月だし・・・」なんて考えてしまった私の浅はかさに比べれば、全然たいした問題じゃない。

さぁ、いよいよ横浜戦。 今度こそ雨も降らず気温も普通にあがりますように! 

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2007年4月 3日 (火)

しつこくしつこく・FC東京戦

試合評とかFC東京サポさんのブログとか読むと、この試合の柏のパフォーマンスに対する評価がすごく高くて不思議な感じ。 そんな圧倒した気も完勝した気もしないのだが。 やっぱりJ1は判断早くてちょっとでも迷うと囲まれちゃうし、くさびのボールから前向かせてもらえる回数少なかったと思うし、なんだかんだでワンチョペは上手いし、福西は嫌なところにいるし。 試合後の監督&選手コメントは、決して謙遜でも自制でもなく本音で「まだまだ」と言ってるんだと思うんだよね。

アラウージョを外すとは、ノブリン予想以上に早く勝負に出たな。 でも忠成・実・たっちゃん・フランサのコンビネーションは、かぶる場面と見合う場面が交互に現れ、残念ながらもう一歩。 中盤がボール持った瞬間に実と忠成が一気に走り出したりして、プレーとしては爽快だったけどね。 同じスペースに走ってるからかぶってるんだけど(笑)。 忠成が入れ込みすぎだったのは・・・夢にまで見た対戦と言われれば、まぁ仕方ない。 本人も分かってるみたいだし、これで次からはまた肩の力を抜いてプレーできるでしょう。

この試合は、DF陣がホントに頑張ってくれた。 抜かれてもしつこくしつこく相手に絡みついて最後まで余裕をもったプレーをさせなかった。 アルセウは最初イライラしてイエローもらって、2枚目も貰っちゃいそうな勢いで心配したけど、慣れてからは今野に何もさせず、最後にイライラしてたのは今野の方だったし。
そして古賀のゴール!! 「古賀だ!」と分かったけど、あんまりにはしゃいでるから「あれ、忠成だった!?」と思っちゃったよ(笑) なんかもう、このチーム大好きになってるでしょう、古賀。

横井さんのラストゲーム。 種ちゃんと2人「顔の見える広報」で、その顔を誰よりもまずサポーターに向けてくれたのが嬉しかった。
そして社長。 批判ならまだしも罵詈雑言を浴びても、見えないところでいっぱい頭を下げたりしてくれてたんだろうな。 改革の道を信じて守ってくれたことに、感謝。

さて、もう明日は試合だ。 どんなメンバーになるのでしょう!?!?    

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