道を切り開く・水戸戦
なんつーか、物語性のある90分。
序盤はみんなでジタバタしてて、それぞれがそれぞれの場所でもがいていた感じ。
守備ってディフェンスとキーパーの連携なんだね、ってことを思い知る失点場面とその前後。
あわや2失点目を、文字通り体を張って防いで蹴られる石川。
治療の合間に指示を飛ばすノブリン。
ようやく石川が立ち上がったとき、ピッチ内に「こんなんじゃダメだ、負けちゃだめなんだ」という静かな決意が走った、ように見えた。
試合をコントロールしきれないジャッジにも負けず、冷静にPKを決めたディエゴ。
久々のゴールに顔を真っ赤にしてサポを煽る岡山。
2列目どころか3列目からの追い越しをかけていく蔵川。
初ゴールでスタを沸かして満面の笑みでガッツポーズの巌。
真ん中で指揮を執り続けたのは、フランサ。
あまりにも軽やかなあのトラップ見ていると、ボールに重さなんてないような気がするよ。
で、気がつけば、楽しいとすら感じられるサッカーが展開されていて、勝利ダンスなのであった。
とはいえ、「楽しいサッカー」と「試合中に勝利を確信できるサッカー」がイコールじゃないのが、まだまだ柏の弱いところ。
端的に言えば、もっと点を取れた、ってことなのかもしれないけど。 でも、シュートだけじゃなくて、パスの選択先とかタイミングとか。 もっと単純に、もっと頭使って。
最初の幻のゴールは石川だったんだねー。 点取らせてあげたかったな、石川。最近のプレーには何の不安もないよ、石川。
フランサとディエゴのワンツーは確かに反則モノですが、日本人選手がどんどんそこに絡めるようになってきたことが嬉しい。
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柏駅に着いたのが18時半だったんだけど、レイソルロードが人であふれているのにびっくりした。 平日開催の日は、いつも閑散としているのに。 「あの人もそうだよ!」とか言いながらユニ姿の大人を追いかけていく子供たちとか、コールが聞こえてきて「楽しくなってきた。応援グッズ買おうよ」とか話してる人たちとか。
蒔かれた種は、芽を出してきているよ。 もっと巻き込む試合を見せよう。 もっと巻き込む応援をしよう。
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コメント
あぁ~。
僕は早々と勝利を確信してましたよw
もう、次の鳥栖戦も「もらったな」と思ってたりして。
…あちゅてかは、しんじるこころが2あがった…
投稿: あちゅてか | 2006年9月29日 (金) 00時31分
>あちゅてかさん
・・・すみません、私はけっこうドキドキしてました。特にフラ様の疲れがピークに達してた後半30分頃が・・・(>_<)
でもね、昇格することを疑ったことはないのっ! ホントなのっ!!
投稿: ちず | 2006年9月29日 (金) 23時43分