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2006年9月28日 (木)

道を切り開く・水戸戦

なんつーか、物語性のある90分。

序盤はみんなでジタバタしてて、それぞれがそれぞれの場所でもがいていた感じ。
守備ってディフェンスとキーパーの連携なんだね、ってことを思い知る
失点場面とその前後。
あわや2失点目を、文字通り体を張って防いで蹴られる石川。
治療の合間に指示を飛ばすノブリン。
ようやく石川が立ち上がったとき、ピッチ内に「こんなんじゃダメだ、負けちゃだめなんだ」という静かな決意が走った、ように見えた。

試合をコントロールしきれないジャッジにも負けず、冷静にPKを決めたディエゴ。
久々のゴールに顔を真っ赤にしてサポを煽る岡山。
2列目どころか3列目からの追い越しをかけていく蔵川。
初ゴールでスタを沸かして満面の笑みでガッツポーズの巌。


真ん中で指揮を執り続けたのは、フランサ。 
あまりにも軽やかなあのトラップ見ていると、ボールに重さなんてないような気がするよ。

で、気がつけば、楽しいとすら感じられるサッカーが展開されていて、勝利ダンスなのであった。


とはいえ、「楽しいサッカー」と「試合中に勝利を確信できるサッカー」がイコールじゃないのが、まだまだ柏の弱いところ。
端的に言えば、もっと点を取れた、ってことなのかもしれないけど。 でも、シュートだけじゃなくて、パスの選択先とかタイミングとか。 もっと単純に、もっと頭使って。 

最初の幻のゴールは石川だったんだねー。 点取らせてあげたかったな、石川。最近のプレーには何の不安もないよ、石川。 

フランサとディエゴのワンツーは確かに反則モノですが、日本人選手がどんどんそこに絡めるようになってきたことが嬉しい。


柏駅に着いたのが18時半だったんだけど、レイソルロードが人であふれているのにびっくりした。 平日開催の日は、いつも閑散としているのに。 「あの人もそうだよ!」とか言いながらユニ姿の大人を追いかけていく子供たちとか、コールが聞こえてきて「楽しくなってきた。応援グッズ買おうよ」とか話してる人たちとか。
蒔かれた種は、芽を出してきているよ。 もっと巻き込む試合を見せよう。 もっと巻き込む応援をしよう。 

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2006年9月18日 (月)

我らが誇り・草津戦

気持ちを十分に見せてもらったよ、って、そういう試合。 プレスももちろんそうだけど、攻めのタイミングとかシュートのタイミングとかがね。 前節は最初のタイミングでシュート打てないことが続くうちに得点の気配から遠ざかっていったけど、その反省がチームとしても個人としてもあったんだろうなぁって思う。 この日はまずシュート! とにかく自分がシュート!! 結果2点どまりではあったけど、そうやってチーム全体で修正しながら、自分たちで試合を動かせていたことが、とても嬉しい。

石川・蔵川は、もう代役なんて言えない働き。
石川は試合毎に安定感が増していくね。 攻め気もあって気がつけば攻撃に絡んでるし。
蔵川は、守備に入った時に勢い良すぎるのがナンだけど(^^;)、オーバーラップに迫力があって魅力的なんだよね。 試合後にレイ君とじゃれてんのも魅力的なんだよね。

そして由紀彦! 試合前の並びで「由紀彦って言ったら右サイド駆け上がっていく印象が強いんですよねー」なんて話をしてたんだけど、まさかその姿をここで見せてもらえるとは! 試合終盤に近づいてもスピード勝負で勝っていたのはホントに驚いた!! でもノブリンのコメント読むと、まだまだ、この程度じゃ納得できないって感じで、本人もそう思ってるみたいだし。 由紀彦、引き出しが増えて、ホントにベテランになっちゃったんだなぁと、ちょっと感慨深かったりもして(何に驚いたって由紀彦が30才だったこと、ってこれも並びの時に話してたので)

バックヘッドやらせたら日本一のキタジをはじめ、みんな、それぞれの役割を全力でこなしていた。 それぞれの力を思いっきり発しようとしていた。
相手監督にも選手にもサポにも「柏は強い」って言ってもらえたのはすごく久しぶりで、それもまた嬉しい。

これで対草津から勝ち点10。 シーズン通してみたら、まずまずの成績でしょう。
次は対徳島。 勝ち越しもかかってるからね!!

あ、草津サポの皆様、レイ君コールありがとうございます。
レイ君の良さを分かるサポがいるチームは、良いチームに違いない!

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2006年9月15日 (金)

いざ往かん、第4クール

首位陥落は残念です。 もったいないという気もする。 せっかくここまで首位を守ったのにー。 2節以降ずっと首位でJ1復帰ってのをやりたかったのよねー。

でも、首位落ちしたらもっと落ち込むかと思ってたら、そうでもなかった。

この時期だからかもしれない。 もっと早い時期に陥落してたら、この先が不安になってウジウジしてたかも。

でも、もう第4クール。 やるしかないわけですよ。 若手の育成とかチーム力の底上げの為にとかシーズンを通してのペース配分とか、そんな余計なことも考えず、もちろん考える余裕もなく、目の前の試合を戦うしかないわけですよ。

まだ何の確証も得られていないことは、ウチも、神戸も、横浜も、仙台も、同じこと。 逆に言えば、まだまだ他チームに差をつけるチャンスがあるってこと。

今さら迷うな。 ガンガンいこう。

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2006年9月14日 (木)

貯金は使い果たした・横浜戦

「長いJ2リーグは必ず辛い時期がくる」って、第3クールはずっと辛い時期だったね・・・

まっきーさんのおかげで平日の三ツ沢なのに18時半には席到着。 シュート練習する攻撃陣を、急造メンバーとなった守備陣を、鼓舞する声が飛んでいた。 試合開始後も、特に石川や落合に、どんな小さなプレーでも「良いぞ!」の声がかかる。 一挙手一投足を見逃すまいとする祈るような雰囲気は、絶対にウチの勝ち試合の雰囲気だと思ってたんだけどなぁ。。

いや、みんな頑張っていたと思うよ。 ピッチに立った全員、一生懸命やっていたと思うよ。 巌なんか、若い守備陣をケアしまくりで、200試合出場達成の偉業(おめでとう!)にふさわしい動きだったよ。
でも、なんか印象の薄い、マズくはないけど一味足りない料理を食べた気分なんだよね。
それはたぶん、一瞬の判断力だったり、一瞬の反応だったり、強引さだったり、あと50CMの精度だったり、そういうものがちょっとずつ欠けているからだと思う。

誰に、ではなく、全員に。  

怪我人&出場停止スパイラルはこれからも続くし、それは予想範囲のこと。 例えば祐三がいないこと忠成がいないことタニがいないこと、それは厳しいことだけど、だから勝てないなんて言葉を使える時期じゃない。 それにこの日のメンバーのプレーを見ても、決して見劣りするものじゃなかった。 だから、全員が等しく、もう少しの強さを身につけなければ、昇格切符は掴めない。

私としてはもっと強引さを出して欲しいけどねー。 どう考えたってシュート打たなきゃ点は入らないし、打っているうちに感覚の微調整とかってされてくるもんじゃないのかなぁー・・・? ボールは前に運ぼうよー。。。


横浜FCを見ていたら、明神が8人だか9人だかいれば勝てる、とかってトルシエの言葉を思い出した。 それってこういうチームになるのかもしれないな。 意外と勝てるチームになるもんだ。

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2006年9月 4日 (月)

夏の終わりは賑やかに・湘南戦

前節の勝利、そしてその後一週間空いたことは、選手たちに落ち着きと余裕を与えたんだなぁ、と思う。 きっと冷静に課題点に向き合うことができたのでしょう。 最近の試合では見られなかった、連動性と狙いどころをもったプレスを展開。 相手GKがボール蹴ろうとした瞬間、キタジとたっちゃんが同時にプレスをかけるのを見て、嬉しくて。

焦りを払拭して完全に立ち直った一番手はオカ、かな。 あの、位置も打点も高い、恐れを知らないヘッドの競り合いがどんなにチームに「前を向く力」を与えていたのか、この試合を見て気づいたよ。

雄太も、前節はちょっと「恐る恐る」みたいな気配があったけど・・・右手一本右足一本の反射力は、もう完全に、いつもの雄太。

ちゃんと試合をする蔵川は、実は初見でした。 祐三がダメってなった時は血の気が引いたけど、クラ、良いじゃん、良いじゃーん!!
何が良いって球際の粘りね。 最近は相手選手に見せられることが多かったマイボールへの執着心を、強く見せつけてくれた。 攻撃もやる気満々だし。 サポからのコールが出るたびに躍動していく、好きだよ、そういう性格(笑)。 ここにきてこれだけのパフォーマンスできる選手が出てきたことは、大きいなぁ。

そしてそして、たっちゃん今期初ゴールの喜びの大きさは、レイソル家族全員同じなことに間違いなし!!

・・・ヒラ贔屓といたしましては、
俺の背中について来い、と言わんばかりのフル回転な動き+キタジへの1アシスト、の時点で満足度高かったのに、
2点目の絶妙アシスト→ガッツポーズ(しかも目の前!)・・・ばかりか、
望との競り合い→振り向きざまドライブシュート→さらにガッツポーズ(しかも目の前!!)まで見せられて、
えぇ、もう、頭の中大爆発ですよ。


点差ほどに力の差はなかった、という意見はたぶんその通りで、特に前半は45分があっという間で、引き締まったいい試合だな、とすら思ってた。 
でも、相手があってこその試合なのだから、すべてのプレー・すべての時間がこちらの思惑通りにいかないのは当たり前。 それよりも、チーム全員がやりたいプレーを意思を持ってやり続けて、結果勝ち点3を奪ったことに価値があるんじゃないのかな。

・・・ヒラもようやくゲーフラ持って踊ったしね(笑)。 

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2006年9月 1日 (金)

J1にあがらねばっ

私は出が大分県なので、大分トリニータも本当に応援していて、今回の梅崎と西川の選出も非常に嬉しく思っているんだけど・・・。

実は、悔しくも思っている。

柏がJ1にいたら! 雄太とか!タニとか!雄太とか!祐三とか!雄太とか!
チャンスがあるかもしれないのに~!!

せっかくオシムが監督になったのに、その機を生かせないのが悔しい。

でも、1年目ならまだ間に合う。 2年目からなら、まだまだ食い込める。
毎回、来年は絶対にJ1に上がらなければっっと強く思う、代表発表の時。

キタジ日記読んでびっくりしたけど、選手はそんなに長く練習場の改善を訴えていたのね(@_@)。
なんだかなぁ、やっぱりどっかチームとして片手落ちだったんだよね、これまでって。
そこに気づいて改善されたのはJ2落ちの経験が活きたよね、と言えるためにも、来年は絶対にJ1に上がらなければっっと強く思う、勝負の時。

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